限定公開:あなたの会社はInnovatorかGlobalizerか

企業活動は、必ずしも眼前に聳える山を登りゆく一本道ではありません。それが昇り降りを含むということではなく、山を登ろうとする私は何者なのか、川を渡ろうとする私は何者なのか、私はなぜ海を出ていくのかと、さまざまにあり得る道を選びうるということを意味します。

今回、企業を経営するということの意味を、「存在」というキーワードで考察した論考をご紹介します。以下の要旨とリンク先の論考をぜひご覧ください。

【要旨】本稿は、企業の価値創出を「イノベーション(顧客ひとりの問題を深く解く)」と「グローバリゼーション(解決策を広く市場へ浸透させる)」の二軸で捉え、企業がイノベーターであるかグローバライザーであるかは戦略的な〈選択〉というより、歴史や関係者との結びつきによって刻まれたDNA/アイデンティティに根差すことを議論する。環境変化によって戦略が陳腐化しやすい時代ほど「何をやるか」より以前に「どういう存在として」「誰のためにやるか」を定義することの重要性が高いこと、また、拡大を急ぐあまり「問題解決のための問題解決」に陥るとアイデンティティ・クライシスを招くことに留意する必要がある。事業家は、自社の意識と活動の向く先が人、問題、解決のいずれにあるかを問い直し、自社が短期、中期、長期に向かうべき方向性を存在の問いとして捉え直すことが望ましい。